ネットミュージックという意味において、
個人的に最も面白かった時期は2002~2003年だった。
それまでネットミュージシャンというかネット上のアーティストと
交流を持った事も絡んだ事もなかったから尚の事。
この頃書いていた「バーチャでリアルな物語」にも
その楽しそうは様子が書かれている。
僕がネット上のアーティストと絡み始めた初期の話を抜粋。
当時、関わった人は懐かしい~~~と思うだろう。
僕が初めてネットミュージシャンと絡んだ時の話。
相手は小谷さんで、とにかくオーバーな小谷さんとの絡みが面白く
これがキッカケでいろんなアーティストと知り合う事になったんだけど
その最初の会話はこんな感じだった。
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「2002バーチャでリアルな物語」より
う~ん、最近、音楽がどうのこうのとかじゃなく、
単純にA.R.T.の小谷氏と掲示板のやり取りが面白くてカキコし合ってたりする。
なんとなく、禁ずローと小谷氏の面白掲示板的になって来たような...。
いいんだろうか?A.T.R.WW掲示板なのに...。
他に誰もカキコしてないからイイのかなぁ~。
「あの文章はカッコイイの一言ですね、自分の事とは思えません」
そう僕が笑うと、小谷氏は言う。
「いやいや、あんな文章ではとても表現しきれないほど偉大な方ですよ」
お~い、おいおい...そう来る??
「ブタもおだてりゃ~木に登る~~~♪とは言うものの」
「い、偉大な方??と来たら、ブヒィ~~~と木から落ちちゃいますよ~~~」
そう僕は爆笑した。
小谷氏もなかなか手強い。
「偉大ですよ、ほら...総合20位まで来ました」
そう言いながら、ご丁寧にその部分の画像まで用意して見せた。
なかなかやるなぁ~。
更に、こう言い放つ。
「ここまできたらKinsRooさん、あなたには社会に物申す義務がある」
え~~~~~!!
ここまで来たらって...まだ何処にも来てないって...ねぇ~。
でも、なんか面白い。
たぶん、小谷氏って面白い人なんだろうなぁ~。
ちょっとクセになりそう。
一応、音楽サイトだからなぁ~、微妙なんだよなぁ~。
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僕が初めてコラボなる言葉を知った時の話。
その後、怒涛のコラボラッシュをこなす事になるとは・・・。(爆)
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「2002バーチャでリアルな物語」より
小谷氏が、「よろしかったら、こんど何かコラボりましょう」と言う。
Sigil Projectのわじん氏まで、
「KinsRooさんとA.R.T.さんのコラボが実現したら、凄いものが出てきそうですね!」
う~ん、どことなく大人の会話だなぁ。
ところで、コラボってなに??
なんとなく意味は想像つくものの、コラボってなに??
キョロキョロと周りを見渡し、ひろままを発見!
「ところで、コラボってなに?」
ひろまま、さっそく調査開始!
ん?ままも発見!!
「あのさ、コラボってなに?」
ままも腕組みをして考える。
どっちが速いかなぁ~と思っていると、ままの方が速かった。
女将が言う。
「師匠!コラボ...そんなことも知らないの?」
あ...知られたくない奴に知られてしまった。
「そんな言葉も知らないなんて、いよいよじじいだね」
うぅぅ...。
「そんなもん、知らんわい!普段使わんわい!!」
と、思わず叫んでしまった。
「思わず、コラボる??トラボるたなら知ってるけど...と言っちゃうところだったんだ」
そう僕がつぶやくと、女将はニヤリとしてこう言う。
「それ、おやじだわ」
クソ~~~~!!
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WAJINさんが女性だったと気が付いた時の話。(笑)
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「2002バーチャでリアルな物語」より
わじんさんが女性だったとは、結構衝撃の事実!
今の今まで男性だと信じ込んでた。
ミュージィの方に登録しているユニットを見に行くと3人の写真が載っていた。
「わじんさんはどれ?」と聞くと、「紅一点がそうです」と言う。
マジに驚いた...。
最初から男性だと思い込んでいるもんだから、何の疑問も持たなかった。
う~ん、ネットってわからないよねぇ~。
そう思って、A.R.T.のアーティスト掲示板を読み直す。
言われてみれば...かも。
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伝説の超高速コラボと言われたK&Kコラボの始まりの話。
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「2002バーチャでリアルな物語」より
A.R.T.小谷さんに、「そういえば、まだ依頼が...」と催促されてしまった。
うぅ、ヤバイ...。
何かお願いしなければ...と、ファイルを探すとまだ曲のついていない歌詞があった。
「君が生まれた日」で歌詞としては完成している。
ファイルのタイムスタンプを調べると97年12月に書いた歌詞だった。
あぁ、これ歩きながら歌詞を作ったんだよなぁ~。
これにしよう!と小谷さんにメルを送った。
メロとオケをお願いします~ってね。
すると、2時間後には「出来ました!送りました!!」と言う。
早業師だなぁ~。
でも、メールサーバーの調子が悪くてすぐには届かなかった。
その間にさらに手を加えたようで、結局最新版と最初のMIDIを同時に受け取った。
MIDIを聴くと、小谷ワールドがあった。
あぁ、これ唄うの難しいかも~~~~と唸ってしまった。
人の作ったメロを唄うなんてこと、まずないからね。
歌詞をメロにどう乗せるか?
基本的にハマるようにメロを作ってくれてるから楽なんだけど、唄いまわしが難しい。
メロも覚えなきゃダメだし、歌詞も覚えていないしね。
どう唄ったらハマるのか?どう声をだしたらイイのか?結構悩んだ。
こんなに唄いなおしたのははじめてだ。
結局、サビを楽に唄うためにAメロをささやくように唄う事にした。
そんなわけで、もらって2時間後にはMP3-TOKYOにUPした。
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K&Kコラボの最初の作品を聴いた歌姫子のオーバーな感想。
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「2002バーチャでリアルな物語」より
小谷さんとのコラボ作品を聴いたマンゴ歌姫。
非常に気に入ったようだった。
まずイントロから...。
「え?えぇぇぇ~!!これに禁さんのいつもの声が乗るとどうなっちゃうわけ??」
と叫びながらも、「このイントロ好き!!」とニンマリするマンゴ歌姫。
歌がはじまるとマンゴ歌姫の期待は裏切られた。
「にゃっろぉ~~~~裏切られた!!やるなぁ~禁ずロー!!」
調和という言葉を思い出すマンゴ歌姫だった。
そりゃ~、なんでもかんでもあの唄い方を通そうなどと思いませんよ。
そして、歌詞に聴き入るマンゴ歌姫。
「歌詞から思い描かれる背景がとてもシンプルだからこそ、そこから沢山の想いが伝わる」
「さらっと聞き流しちゃう人もいるかもしれないけど、私には瞬時に突き刺さってしまった」
そうか?マンゴ歌姫はよく刺されてるような気がするんだけど...。
とにかく、マンゴ歌姫は「違和感」って言葉を連発していた。
「その違和感は私にとって心地よいものとして耳から入って真っ直ぐ中に落ちた」と言う。
「今回のコラボは、本来の違和感が違和感じゃない感覚で」
「丁度いい匙加減で出来上がっている感じで、とても不思議な感じだった」
そう、マンゴ歌姫は語る。
「同じジャンルのコラボは確かにハマるけど、ハマっててつまらない。」
「逆に違うジャンルのコラボだとどこか後味として不快感を覚えたりする。」
「今回のはその辺の売れてるメジャーなやつなんかよりずっと好きだな」
「面白い”調合”だと思う」
マンゴ歌姫、カタり~~~~~~ノ♪
そして、最後に「第二弾出して!お願い!!また聴きたいって思うのそうそうないよ~~~!」
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運命のウンダラげげーなドランクべいびーずとの合体!!(笑)
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「2002バーチャでリアルな物語」より
ウンダラげげーなドランクべいびーず♪の新曲「ワーナ・ニコーレ楽団」
もうすぐ、ミュージィにUPされると思うんだけど、
ひょんな事からと言うか、僕が「ウンダラに入れて~」と叫んだのがキッカケで、
タイプBと言うことで、「ワーナ・ニコーレ楽団」に歌を入れる事になった。
「さぁ~、禁ずローさんはこれにどうやって歌を入れます?」と、わじんさんは言う。
そして、やくざ石さんことひろさんから、タイプBのMIDIが送られて来た。
詞はいつものごとく、楽曲を何度か聴くと言葉が浮かんで来た。
最近、曲先にメチャ強い!!
当然の事ながら、元々インスト曲なんで歌ものとしては作られてはいない。
さて、どうしよう??
結局、語ることにした。
「もしも君が愛を語る言葉を持っていると言うのなら...」と言う感じでだ。
それだけじゃ~ちょっと寂しいので、コーラスをちょこっと追加した。
これをサンプルにして渡すと、「後は、各楽器のソロ演奏部分で合いの手が欲しい」と、わじんさんは言う。
「え??合いの手~~~~~~??」と叫ぶと、
ひろさんまで、「ニコーレ楽団専属歌手殿、合いの手は必須条件です!」と言う。
うぅぅ...合いの手かぁ~。
二人にそう言われると入れないわけにはいかない。
でも、二人ともメチャクチャなんだ。
わじんさんは、”イエ~イ”とか”あらよっ”とか”ドッコイセー”とか”ヨ~ロレイヒ~~”とかだし、
ひろさんは、"カモン ベイビー!"でも可!だしさ~。
マジかよ~~~~~~~~!!って感じ。
合いの手入れる場所を決めるのに、また何度も聴いて...ひとつだけ入れた。
”ハッハ~、アンビリーバボ~~~♪”ってのをグルングルン!!なんのこっちゃ??
とりあえず、ヴォイストラックをわじんさんに渡したので、そのうちMP3-TOKYOの方で、
ウンダラげげーなドランクべいびーず♪「ワーナ・ニコーレ楽団、タイプB」としてリリースされるでしょう。
今回のでOK!が出たらの話だけども...。
ダァ~~~~~~~~~~~~~~!!
やっぱり満足しないわじんさんだった。
「後、一つ二つ声ネタとして頂けると嬉しいんですけど」
ウゲゲ...。
結局、「ワーナ・ニコーレ楽団」用に追加で7種類くらい合の手と言うか、声ネタを入れて渡した。
後はお任せ!!
きっと上手いこと編集してくれるに違いない。
しかし、正直な話...ヴォイストラックのみ渡すのは恥ずかしい。
自分でもあまりヴォイストラックのみを聴くことはない。
聴きたくないってのが本音だ。
音で誤魔化しが効かないんで、女の子で言えばスッピンの顔を見せるようなもの。
非常に恥ずかしい~~~~ものがある。
2度目のダァ~~~~~~~~~~~~~~!!
更なる注文をつけるウンダラの二人、わじんさんとひろさんだった。
「ワーナ・ニコーレ楽団」の歌(語り)である。
今度はどんな注文かと言うと、
「10万人の観衆に叫びかける感じがいいなぁ~と話し合っていたのですが、どうでしょう?」
ウヒョ~~~~~~~~~~~~~~!!そうきたか。
確かにパレードでもするような感じで始まる楽曲である。
もちろん、リクエストにはお応えする。
イメージとしては、運動会で使うメガホンを片手に叫びかけるような感じに録音し直した。
う~ん、これ正解かもしれない。
賑やかな感じが出てイイと思う。
ようやく、わじんさんのOKが出たようで、
ウンダラげげーなドランクべいびーず♪の新曲「ワーナ・ニコーレ楽団」タイプBがMP3-TOKYOに登場!
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最後に、WW掲示板で最高に笑った「necoちゃんのおかず声」話。
この時初めてKyoさんとも絡んだ。
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「2002バーチャでリアルな物語」より
WW掲示板でA.R.T.アーティストが集まる場所がある。
そこで、necoさんのおかず声♪の話で盛り上がってた。
おかず声と聞いて黙ってはいられない!
でも、そこはA.R.T.の身内の場所なんで、別な場所で叫んでみた。
「necoさんのおかず声が聴きた~い!!」
そこにnecoさんが笑いながらやって来て、
「新人の方のデモレコーディングの見学をKYOさんと一緒にさせていただいてたんです。」
と、その時の状況を話し始めた。
どうやら、Kyoさんやnecoさん、小谷さんがお手本になるように課題曲を歌ったらしい。
「そしたら、たまたま...」と、ニヤニヤしながらnecoさんは続ける。
「ここで囁きようにって思いながら唄たったら、出ちゃったんですな~お・か・ず・声が!」
そう言って、necoさん大爆笑!!
そこに、MIYAKOのヴォーカルのKYOさんがやってきて初絡み。
「話の続きが、ここにまで及んでいるとは!!」と爆笑!!
そして、そのおかず声の解説をはじめた。
「どういうんですかね、上手く言えないんですけど、1つずつじゃなくて...」
おぉぉ...と意味もなく頷く。
「スナップボタンをパラパラパララーンと一気に外されたような...」
うんうん...と更に大きく頷く。
「そんな感じの衝撃的な声なんです~、necoちゃんヴォイスは...」
え~~~~~~~、それってどんなんじゃい??
そして、「ナマで聴いてほしいなー、一度...」とKYOさんはまたまた爆笑!!
ちょ、ちょ、ちょっと待ってください~KYOさ~ん!!
それ、思いっきり全然意味が...いや、なんと言うか...わけわからん。
笑ってばかりで全然役に立たない二人に、
「necoさんの衝撃的な声...今度そこだけ録音してください」と、お願いしていると、
「へへへ、僕は持ってるのだ...誰にもアゲナイ」
むむ??その声は...もしや...振り返るとニヤニヤしている小谷さん発見!!
「あ~~~~~~~~ズル~~~~~イ!小谷さ~~~ん!!!!!!」
と、思わず叫んでしまった。
そんなやり取りを見ていたnecoさんが言う。
「おかず話は、もうおしまいにしなしゃいっ!さすがのnecoも聞いてて赤面...」
「師匠あれは大切に冷凍保存おねがいします!生ですからなんせ...」
そうは言われても、美味しすぎるこの話!
そうそう簡単に終わるはずもない。
結局、necoさんところでも、小谷さん、necoさんと3人でしつこくやっていたのだった。
そんなおバカな話をしている最中!
「やっぱりMは廃人なのだ・・・ 」
振り返ると一人淀んだ空気を漂わせるMさんがいた。
そう言えば、最近ネガティブなことばかり言っているMさん。
わじんさんもとっても心配していた。
WW裏方嬢が、「あんないい曲書ける人が廃人だったらワタクシなんぞはどうなる...」
そう言うんで、ここはひとつかましておこうと思って「一本でも妊人かなぁ~」と...。
WW裏方嬢は妊婦なもんで...でも、誰も突っ込んでくれない!!
ここは誰かが突っ込んでくれないと、とっても困るわけで...。
ほんとに誰も突っ込んでくれないんで、思わずつぶやいてしまった。
「この状態で放置されるとツライ...」
するとnecoさん、気持ちはわかるよ...と、僕の肩をポンポン♪と叩きながら、
「うん...ツライ」と同意するようにつぶやく。
やさしいなぁ~、necoさん...と思って振り返ると、
今にも吹き出しそうなのを必死に堪える変な顔のnecoさん!!
一瞬の間の後、大大大爆笑!!!
結局、WW裏方嬢は、このギャグにち~っとも気が付いてくれなかった。
いけずやなぁ~。
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