4~5年ぶりに藤森かつお氏から電話が来て
「実は還暦で・・・」
「あぁ、そうなんだ・・・(いきなり何だ?)」
「還暦ライブをやろうと思って・・・」
「へ~・・・(あぁそういう流れか)」
「1曲唄いませんか?」
「え??」
「1曲一緒に唄いませんか?」
「いやいやいやいや、無理です!」
「どうして?唄おうよ」
「いやいやいやいや、絶対無理です!」
「後、1ヶ月あるから大丈夫だよ」
「いやいやいや、そういう問題じゃなくて・・・」
「東京からゲストが2名来てくれるし・・・」
「いやいや、もう人前では絶対唄えません・・・」
「楽器弾かなくてもイイし、僕がギター弾くから・・・」
「ムリムリムリムリ、とても人前には出られません!」
もう、とにかくビジュアル的にイヤ!(笑)
人前に立って唄う自分の姿がイヤ!!(爆)
この意味わかるかな?
というわけで、お断りしました。
還暦ライブの趣旨としては、還暦を迎えた藤森かつお氏が
何人かのゲストを交え、唄うライブ・ショーをすると言う事だった。
たぶん、縁のあるゲストを呼ぶのであろう。
懐かしトークでもしながら、唄うのかな?とも思ったが、
どう考えても面白可笑しいトークをする人ではないので
ちょっとセッションぽい感じで演るのかな?
普段は、ドラムとアコギだけで唄ってるらしいので
ゲスト交えてセッション風に演るのであろう。
というか、何で誘う??(笑)
僕が藤森かつお氏と遊んでたのは僕が学生時代で、
ぶっちゃけ25~6年前とかだし・・・
確かにその当時は、ほんと毎日のように遊んでたけどさ。
その後は、まぁ~時々忘れた頃に連絡くれて、ちょっと話をする程度だったし、
唐突過ぎて、よくわかんない。(笑)
そういえば、僕が初めてステージに立ったのは藤森かつお氏のステージだった。
なんか無理やり、コーラス唄って!とか言って・・・。
コーラス・パートなんてないのに、適当にハモるみたいな・・・。
何故にステージに上げる??その意味は不明った。
いつもつるんでたから、一緒に唄え!みたいな感じだったのだろう。
そのステージは確かオールナイト2DAYSのフェスだった。
当時出来たばかりの駅裏8号倉庫で「大蝦夷夏の陣」だったかな?
あぁ~なんか懐かしい・・・青春時代だ。(笑)
そうだ!その当時、一緒に東京へ行こう!と誘いやがった。
大学辞めてさ、一緒に東京に行って活動しよう!と言いやがった。
いや~なんて悪い野郎なんだ!!(笑)
藤森かつお氏は明らかに才能があったけど、僕は明らかに才能無かった。
今出来てる事の1割も出来ない状態で自分の才能を信じる無謀さは
持ち合わせていなかった。
しかし、何故に誘う!?(爆)
藤森かつお氏は5才年上なんだけど、俗にいう先輩後輩という感じではなかった。
最初の出会いはライブ喫茶で、たまたま藤森かつお氏が弾き語ってた。
とてもロックしてたので、僕は自分のテーブルに呼んだんだ。
そして、藤森かつお氏に言った。
「すげ~よかった!衝撃的だった!!」
すぐに意気投合して、僕の部屋で一晩中語り明かした。
藤森かつお氏はすでに札幌では有名ではあったのだが、
僕は札幌に来たばかりだったし、そんな事知らないし、
そういう出会い方をしたので、ほんといつも一緒にいたなぁ~。(笑)
な~んて事を思い出した。
藤森かつお氏と出会う前から歌は作ってたけど、
出会ってなかったら、たぶん続けて無かったと思う。
あまりに衝撃的過ぎて、歌作れなくなったくらい。
再び歌を作れるようになったのは、藤森かつお氏から離れてから。
その衝撃を消化するのにそれだけ時間がかかったって事だね。
いまだに歌を書いてるのはその頃受けた衝撃があったからだろう。
とは思っている。
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