古いテキストを見つけた。
それは、1998年に書いたテキストだった。
そういえば、この頃はよくテキストを書いては残していた。
書きかけの中途半端なものも含めてたくさん書いていた。
散文だったり、詩っぽいものだったり、歌詞ネタだったり、
ショートだったり・・・形には特にこだわってなかったようだ。
そのテキストには、こんな事が書いてあった。
~その1~
恋は愛しさと切なさの中で不安定に揺れるものだ
言葉でしか成立しない前提に立てば
不安定さこそ情熱的にさせる唯一のモノのように思えた
特別であるための条件のようにさえ思えた
だからこそ恋は一瞬で、継続させる事に意味はないと思った
~その2~
夜の闇は人を狂わせ、輝きは人を虜にする
言葉には魔法があり、真夜中の妖精はそれを輝きに変えてみせる
そして、それは幻想・・・リアルな幻想・・・
誰かが「これは現実なんだよ」って言っていたけど、そんな事は意味のない事だ
心は目に見えないのだ
現実と幻想の区別など必要としていない
そして、恋もまた曖昧で幻想的なものなのだ
これテキストの一部。
よくわかんないけど、こんな感じのばかり書いてたんだなぁ~この頃。
まだネットがマニアックで、今みたいに普及してなくて、
そこに特別な何かがあるかのような錯覚をしていた頃だ。
テレホ・タイムになったら我先にとネットに接続していた頃だ。
出遅れるとネットに接続出来なかったりした時代。(笑)
電話代がかかるから、ネットは真夜中にしか出来なかったのさ。
12年前、ずいぶん昔の話だね。
何もかもがチープだった・・・。
テキストが全てだったんだよ。
ネットで動画なんて有り得なかったし、音楽配信でさえ無理だった。
ネットには小さな画像とテキストしかなかったんだよ。(笑)
それでも十分楽しく遊べたけどね。
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