Bruce Springsteenの「For You」
この歌が好きである。
しかし、歌詞の内容は覚えていない。(笑)
もう忘れてしまった。
以前、ショートで「おまえのために」というのを書いた。
詞というよりも散文だろうか?
Bruce Springsteenの「For You」とは特に関係ない。
単にタイトルが同じだけだ。
Bruceの歌を聴いていると、こういう文章が書けたりする。
何故なのかはわからないが、だいたいいつもそうだ。
「おまえにために」
凍てついた裏通りを走り続けた
白い吐息が凍り付き顔にまとわりつく
真夜中に響くのは俺の足音だけ
手の感覚はもう何処かへ行ってしまった
俺はいつからこうしているのだろう?
もう随分長い間走り続けている
時々不安になり立ち止まりそうになる
同じ場所をぐるぐる回っているような気がした
息苦しくなる度、疑問が頭を過ぎった
何故、俺はおまえの側にいないのか?
何故、俺はさ迷い続けているのか?
でも、答えは何処にも見当たらなかった
おまえのために、おまえのために
俺は凍えそうになりながら
おまえにために、おまえのために
悪夢のようにさ迷い続けてた
ぼんやり浮かぶ街灯の向こう側
俺を見て嘲り笑う男が立っていた
深い闇の中、俺と同じ顔をしていた
誰もおまえを待っちゃいないと笑う俺がいた
俺はおまえの名を繰り返し叫んだ
凍てついた裏通りに響き渡るように
この暗闇に押し潰されしまいそうだった
自分が消えてなくなりそうな気がした
これは悪い夢なのか?それとも現実か?
そんな事はもうどうでも良くなってしまった
俺はただおまえの元にたどり着き
おまえ微笑みに包まれたいだけだった
おまえのために、おまえのために
俺は凍えそうになりながら
おまえにために、おまえのために
悪夢のようにさ迷い続けてた
凍てついた裏通りを走り続けた
白い吐息が凍り付き顔にまとわりつく
真夜中に響くのは俺の足音だけ
手の感覚はもう何処かへ行ってしまった
たぶん、おまえはそこで待っている
暖かい部屋で俺を出迎え微笑むだろう
冷え切った俺の身体を暖めてくれるだろう
そして、この悪夢から救い出してくれるだろう
たとえ、それが幻想だとしても...
たとえ、それが真実だとしても...
たとえ、それが偽りだとしても...
たとえ、それが...
おまえのために、おまえのために
俺は凍えそうになりながら
おまえにために、おまえのために
悪夢のようにさ迷い続けてた
おまえのために...
おまえのために...
おまえのために...
ただ、おまえのために俺は...
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