僕は基本的に曲先で詞を書くのが得意だ。
コラボレーションする場合、相手はほとんどが作編曲家。
なのでほとんどの場合、先に楽曲が提供される。
だから、曲先で詞を書く事が非常に多い。
今はマイペースで2ヶ月に1曲ペースで制作しているが、
最もコラボレーションで忙しかった時期は、週1曲以上のペースだった。
約1年間それを続けていた。
今やらなくちゃ二度と出来ない!みたいな強迫観念があったのだろう。
その時、僕は曲先で詞を書くのが得意なんだと気が付いた。
楽曲提供されるという事はほぼ完成された状態で曲をもらう。
ガイドメロ付きのカラオケ状態だ。
で、演奏とメロを聴きながら、詞を書くわけだ。
曲調、雰囲気、メロディライン・・・当然自由度は制限される。
ところが枠が決められていると意外に書き易いものだ。
僕は曲先で詞を書く場合、こういう詞を書くぞ!と決めないで書く。
楽曲の持つ雰囲気とメロディの持つ響きで自然と言葉が出てくるからだ。
僕の中にある音に対するイメージから言葉が出てくるのだろう。
僕は意外とオートマチックに言葉を書き綴る。
1行目から順番に、出てきた言葉を積み上げる。
そして、時間はほとんどかけない。
楽曲を聴きながら、40分くらいで書き上げてしまう。
書き上げたら、気になるところを少し手直しする程度だ。
だから、書きたいことがあって詞を書くというよりは、
その瞬間に感じてることを詞に書くという感じだろうね。
詞先で書く場合ってほとんどないんだけど、
詞先の場合は、書きたいことがはっきりとある。
書きたいことがあるから、メロよりも詞を先に書いてしまうわけだから、
まぁ~それは当然と言えば当然か。
作詞作曲する場合は、詞とメロはほぼ同時で作るパターンが多いな。
僕は作曲だけするって事はまずしないからね。
そうそう、若い頃は1曲分の歌詞を書くために、
ノート1~2ページに散文をぎっしり書いてから、歌詞にまとめてた。
ものすごい労力の無駄!非効率の極み!!
いったい何時間かけて書いていたのだろう??
不器用だったんだろうなぁ~。
継続は力なり・・・いつの間にか自分の中でオートマチックに処理し、
最終形の言葉だけで書き綴るようになったんだろうね。
これはコラボレーションのおかげだ。
相当鍛えられたと思う。
あの1年間はまさに特訓!!(好きでやってたんだけどね)
そのくらいの負荷を一度かけた方が意外な自分に気が付いて良いかもね。
まぁ~書き方は人それぞれだから、一概には言えないけども...。
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