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言葉を綴るということは、考えるということだ。
意識的または無意識に感じていることを言葉に変換することだ。
心の奥底で感じてることを表現するってことだ。
表現するために更に具体的に思考するわけだから、
この行為はとても素敵なことだと思う。
一番大切なことは書いてる自分にとってそれがリアルかどうかだ。
借りてきた言葉を綺麗に並べても意味はない。
で、最近、若い子の詩を読んでいろいろ考えさせられた。

言葉を紡ぐことを知っている子供の思考は侮れない。
その詩は親と子の認識の違いを書き綴っていた。
表現しているのを読むとマジに考えさせられる。 

経験してある意味その答えを得ている者は、
過程を飛ばして自分の答えを持ち出し、そこに導こうとしてしまう。
未経験であるための試行錯誤を根気良く見守ることなどなかなか出来ない。
転ばぬ先の杖で、先回りして守ろうとしてしまうのよね。
それは経験者として当然の行為で、それを放棄してしまうのは間違っている。
ここでいう経験者とは親のことだが、その親も導く側としては未経験者なのだから
正しいやり方などわかるはずもない。
なので、立場は違うが未経験者同士で試行錯誤する事になる。
子供は親の考えなど理解できず、親は子供の考えなど理解できないのだ。
これは世代チャンジしながら永遠に続く・・・同じことの繰り返し。

何故??考えてみる。
それはお互い言葉を紡いで表現しないからだ。
表現しなけりゃわかりっこないのだ。
子供は親に向かっては表現しない・・・理由は単純だ、怒られるからだ。
もしくは、くだらないと一掃されるからだ。
心の奥底にあるものを表現すると叩き潰されるからだ。
親は子供に対して傲慢な態度を取りたがるものなのだ。
まぁ~理由はいろいろ、大人の都合も多々あるからね。
親は子供に対して、いわゆる等身大の自分を見せようとはしない。
けして語ろうとはしないのだ。
つまり、なかなか表現しないものなのだ。
子供だからという理由だけで心を開いて見せる事はまずしない。
語りだすのは子供が大人になり、自分が老いてからだ。
子供の頃の親のイメージと大人になってからの親のイメージは全然違う。
今頃になって、あの時の親父は悪ふざけしてただけだったんだ!!
と気が付くのである。 

子供が言葉を紡ぎ詩を書くことは良いことだと思う。
親がそれを目にする事はないのかもしれないが、
作品としてそれを読んでその根底にあるものを感じ取る事は良い事だと思う。
あくまでもリスナーとして作品を正しく読む事が大切だが、
もしそれが出来たとしたらちょっとイイ感じだよなぁ~と思う。
親も作品として言葉を紡ぎ、子供がそれをリスナーとして読み、
何かを感じ取ることが出来たらもっと素敵だと思う。
人として何か表現しを感じ取ることはとても素敵なことなのだ。
そして、作品はその時を真空パックしたまま残る。
その時、理解できなくても理解できる時が来るのだからね。

これは理想論だ。
大抵の親は余裕がない。
自分を見つめ直し、言葉を綴る余裕などないのだ。
言葉を綴って表現するべきだと書いたが、
あくまで自分のために!でなくてはならない。
子供の目を気にしてとか、親の目を気にしてでは意味がない。
第一そんなのクソだよね。
誰にでも出来る事じゃないのは知りつつ、そうだったら素敵なのにと正直思う。 

例えば、僕は息子(中1)のことをまだガキンチョだと思っている。
でも、実際はそうじゃない。
表現しているのを見たことがないから、
幼き頃のままのイメージで僕が捉えているだけの事だ。
特に僕は成長していく姿を間近で見ていないので余計に勘違いしている。
そう、ちゃんといろんな事を考えているはずなのだ。
経験していないことが多いだけで、考えてることは大人と大差ない。
かつて、僕と幼い息子が対立する「ブラッド」という作品を作った。
まだ幼い息子(4~5歳)がはじめて頑固なまでに
自分の意思を示した時のことを唄った作品だ。
とても勇敢で毅然とした態度(腕を後ろに組み背筋を伸ばし直立不動)だったので、
僕は怒りながらも心の中で初めて息子を一人の人間として認めた。
僕はこの時のことを一生忘れないだろうし、「ブラッド」という作品でそれを刻んだ。
歌とはそうあるべきだと思っている。
ちょっと脱線した。

言葉を紡ぐことを知っている子供の思考は侮れない。 
いや、子供というフィルターは実際意味がない。
年齢に関係なく誰もが思考しているのだ。
それを表現できるかどうかだけなのだ。
そして、書き綴られた詩は、読んだ相手を思考させる力を持っている。
心で書き綴られた言葉は、そういう力を持っているのだ。
更に言えば、こうして思考させたれた事は、いづれ作品として刻まれることになる。
歌とはそういうものだからだ。

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