BABYMETALのSU-METALと言えば、元可憐Girl’sのSUZUKA(中元すず香)。
この子のステージでのスイッチの入り方は尋常じゃない。
表情、目つきひとつとっても、ここまでONとOFFで変わる人珍しいと思う。
今年の夏、始めての海外フェス、それもUKでのメタルフェスに登場した時の表情は、
心臓毛むくじゃらなんじゃない?って思うほど肝が座っていた。
5万人の観衆を見渡して、ニヤってしたそのクソ度胸はどう考えても普通じゃない。
16才の高校2年生なのに・・・キャリアのある大人のアーティストでもビビるよ。
完全アウェイだし、ネット上ではこれはメタルだ!メタルじゃない!で
海外では超論争になってたし、メタラーはとにかく無視できないくらい刺さってた。
普通、くだらなければ無視するし無視できるのに、これは違う!冒涜だ!とか
絶対に認めない!とか、反対に最高だ!と賞賛する人達と、半々だったのかな?
賛否両論の嵐の中のフェスで、どれどれ?と品定めに来た人がほとんどだろうし、
おまけに反響が凄くて急遽メインステージに格上げされてたからね。
気に入らないと(というか納得行かないブッキングだと)ペットボトルが飛んでくる。
実際、最初から最後までペットボトルが投げ込まれてたバンドの動画も観たことあるし、
女性二人のラッパー??みたいな子のステージにも容赦なく投げ込まれてて
それでもヘラヘラしながら唄ってた動画も観たことある。
実際その光景を観るとちょっと可哀想になるくらい酷い。
それ考えるとBABYMETALのスタッフはかなり緊張していたと思う。
とにかくすでに良くも悪くも目立っちゃってたし、緊迫感あっただろうな。
もし、万が一ペットボトルが飛んでくるような事があったら・・・とね。
本人達もステージ袖で待機してた時は、不安がよぎったらしい。
このステージは自分達にとってあまり良い状況じゃないかも・・・てね。
それが当然だよね、なんたって始めての海外のそういうフェスなんだから。
実際は、ステージに踏み台した瞬間スイッチ入って完全に威圧してた。
観てる方ってわかるんだよ、ビビってるとか、キョドってるとか、すぐ伝わる。
そういうの全然なくて、挙句の果てに躊躇いもなく観衆を煽る。
何の迷いもなく、みんな歌え!と要求する。
観てて付け入る隙がない。
いくらバックバンドが素晴らしくたってフロント務めてる3人がビビればアウトだ。
そういう意味で圧勝だった。
このフェスで観衆に有無を言わさず認めさせた事がその後の飛躍に繋がってる。
とにかく今年のBABYMETALの飛躍ぶりは尋常じゃなかった。
観てて痛快だった。
BABYMETAL:Sonisphere festival
日本じゃ全然TVとか芸能ニュースとかにほぼ出て来ないのが不思議なくらいだ。
海外だとメタル雑誌からUKの大手新聞ガーディアンまで特集記事載せてたりしてる。
ビルボードでもライブのレビュー載せてたり、とにかくメディアは認知してる。
日本のメディアはほぼ無視してるのがとても不思議で面白い。
日本で人気ないかと言えば、そんな事もなく日本武道館2DAYSをソールドアウトしてるし
そう考えると人気はある。
なんとも不思議が存在のグループだ。
来年早々に埼玉スーパーアリーナで単独ライブがある。
そう、ここまでが前置きみたいなものだった。
SU-METALにとっては、7年ぶりの埼玉スーパーアリーナである。
彼女が10才の頃、可憐Girl'sで埼玉スーパーアリーナのライブを経験している。
小学生でどんだけでっかいステージでライブやってんだよ!って話だ。
当時、可憐Girl'sのメンバーだったAYUMI(武藤彩未)とYUIKA(島ゆいか)が
SUZUKA(中元すず香)の事を最近こう話してた。
武藤彩未「埼玉スーパーアリーナで可憐Girl'sのライブがあったんですよ。」
「すっごい大きい会場で緊張しまくってたんです。」
「それで本番前に楽屋に入ったら、すぅちゃん(中元すず香)が爆睡してて」
島ゆいか「本番1時間前まで寝てたからねw」
つまり、SU-METALは小学生の頃から心臓に剛毛が生えてるタイプだったって事だ。
なんか妙に納得する話だなって思ったね。
可憐Girl's:埼玉スーパーアリーナのライブ動画
この会場、メチャデカイなと思ってたけど埼玉スーパーアリーナだったのね。
小学生でこのステージを経験してて、今年はUKとカナダのフェスに出て
海外ツアーも成功して、特にUKではここが本拠地なんじゃないの?ってくらいの熱狂で
来年はUSAのフェスも決まってて、この子達は年齢と共にぐんぐん成長して
全員が成人するまで5年もあるから、どこまで行けるのか?非常に興味深い。
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