レコるとよくわかるのだが、歌でグルーブ感を出すのは難しい。
ピッチとリズムを正確に譜面通りにトレースして唄っただけでは
ノリというかエモーショナルなグルーブ感は出て来ない。
聴いててつまらないただ唄ってるだけの歌になってしまう。
グルーブ感を出すためには微妙な揺らぎが必要になる。
ピッチは正しければ正しいほど良いし、
リズムも正しければ正しいほど良いに決まってる。
でも、揺らぎは絶対に必要。
ズレるのはダメだけどね。
本当に歌の上手い人は、ピッチもリズムも超正確なのに揺らぐんだ。
誰が聴いても惚れ惚れするようにね。
棒読みって言葉があるけど、同じように棒歌ってある。
感情過多の歌を聴くのは大抵の場合笑えるけど、
真逆の棒歌は聴いててつまらない。
モノマネ上手な人は基本的に歌は上手い。
対象の歌手の美味しい成分も基本的にコピーするからね。
大抵の場合は劣化コピーでしかないけど、
似てると意外とウケるものだ。
カラオケだとそれだけで大ウケ間違いなし!
オリジナルを唄う場合は足枷になるけどね。
〇〇に似てるってのは、褒め言葉じゃないから。
よくお袋が、褒めてるつもりで〇〇に似てるって言うんだけど、
昔からそれ言われるたびにイラッとする。
全然違うだろ!欠片も似てないだろ!(心の中の叫び)
そんなこと言っても無駄なので、ふ~んと気のない返事をする。
歌声が〇〇に似てると言われて喜ぶ人は確かにいるけどさ。
その表現、個人的にあまり良い意味で使った事がないので・・・。
自分の歌声をレコって聴いてみな!想像以上に下手で驚くから。
みんな脳内スピーカーからは、素晴らしく完璧な歌い回しで響いてる。
でも、口から出力されている歌声は驚くほど違ってる。
まさに、あれ?って感じだよ。
想像以上のギャップがある。
他人の歌を聴いて、自分の方が10倍上手い!とか思ってるけど、
実際は大差ないからね。
中にはプロ歌手つかまえて、自分の方が上手いなんて思ってる人もいる。
それは大いなる勘違い!
下手そうに聴こえたとして、素人の10倍上手いから。
同じステージに立って一緒に唄ってごらん、その差は一目瞭然。
歌詞を書いた事がない人達。
自分の方が上手に書けると思ってる。
じゃ~書いてごらん。
どこかで観たような言葉が並んでない?
〇〇風になってないかい?
それを声に出して唄ってごらん。
どの程度のものなのか自覚するから。
歌詞を書くってのは、ある意味人前でケツを出すようなものだ。
変態的にこっ恥ずかしい行為なんだよ。
つまり、歌詞を書く奴は皆変態なのさ。
作曲した事ない人達。
自分の方が上手に作れると思ってる。
いや、作曲なんて簡単なんだよ。
だから、作ってごらん。
歌詞を書くよりは変態ではないから心配無用。
そのメロが素晴らしくなるかどうかは歌詞次第かも。
言葉の響きでメロを台無しにしちゃう事もあるからね。
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