新曲の最低ノルマは年に１曲だから、１曲出来たからノルマ達成！
とか言ってたら、ちびたさんに言われちまった。
「射精しなければ、精力減退し、やがては消滅してしまう。」
「ということで曲は作った方がいいと思います。」
この一言が効いたのかは不明だが、間を空けずに作ってる。
まぁ～新曲作るなんてマスターベーションみたいなものだ。
納期のない仕事は趣味！とよく言われたものだが、
個人が歌を作るなんて行為は自慰行為以外のなにものでもない。
作らなきゃ作らないで何も困らない。
あまりにも長期間作ってないと自分の中でフラストレーションが
貯まる程度の話でしかない。
そのフラストレーションだって、作らなきゃっていう欲求が残ってるからで
それさえ希薄になれば・・・別に何とも思わなくなる。
若い頃は、バンドを維持するために作り続けなきゃって
バンドを遊ばせないために新曲を投入しなくちゃって思ってたっけ。
バンドを辞めたら、それまでの自分を維持するために作らなきゃって
自分が変わっちゃうのが怖かったのか？よくわからないけど
そんな風に思ってたなぁ～。
そんなモチベーションなんか長く続かない。
ただ、何かあると歌にしたくなる衝動はず～っと残ってて
単に習慣になってただけかもしれないけどね。
思っていることや感じてること、ちょっと考えさせられる出来事とか
頭の中でグチャグチャ考えてるより言葉にした方が整理できる。
それを口にしても考えはまとまらず支離滅裂になるだけだけど、
文章にすると支離滅裂ながらも読み返す事で少し整理がつく。
でも、誰かに読ますための文章ではないからとりとめがなく
そんなもの残しても恥ずかしいだけだ。
これを歌にするとすっきりする。
歌詞ってメロディに縛られていて、言葉数も極端に少ない。
言葉の響きも考慮すると、どれだけ言葉を省略して簡潔にして
決められたフォーマットに収めなきゃいけないんだ？
膨大なイメージからワンフレーズのみ抽出し、
はっきり言って、自分がイメージしてる事なんて伝わるはずがない。
でも、自分の中ではそういう作業をしているので自分にだけはわかる。
そう、自分の中だけで納得する。
歌にすることで消化されるんだ。
だから、歌にして残すのが一番楽だ。
その歌を聴いた人がどう感じるか？なんて、知ったことじゃない。
聴いた人の何かにヒットして響けばそれはそれでイイし、
響かなくても別にイイよ。
こういう想いが込められてます、感じてください！なんて
そんなおこがましい事なんてこれぽっちも思っちゃいない。
歌なんてそんなもん。
聴いた人が勝手に解釈するものだから。
ちょっと脱線した。
全部が全部そうじゃないけど、何かあると歌にしたくなる。
そういう感覚は確実にあって、理由はまぁ～そんな感じだ。
そういうのはもう衝動的なもの。
モチベーションがどうのの話しでない。
ただ、継続して作り続けるとなるとモチベーションの話になる。
そんな衝動的に歌にしたくなるような事が毎月あったらたまんない。
生きるのが辛くなるに決まってる。
いや、楽しいケースもあるか！
でも、きっと疲れちゃうよね。
どんだけ波瀾万丈な人生なんだ！？ってなる。
そんなのないない！
普通が一番だ。
時々波がやってきて、それは回りの状況とか、環境とか、
急に歌を量産したくなって止まらなくなったりね。
もう何も作りたくなくなったり、振り子のように行ったり来たり。
で、３５年が経過して・・・まだ作ってるよ。
それはね、ここ１５年幸いにも発表する場があり、
聴いてくれる人が少なからずいるからなんだろうね。
そんな１５年だって、モチベーションは上がったり下がったりだ。
歌を作らなくなったら、レコもしなくなり、楽器も弾かなくなる。
弾かないと弾けなくなり、歌も作れなくなるのかな？
そうなったとしても、たぶん何も困らないだろうね。
そうなったら、ちょっとイヤだなって思ってる。
それがまだ救いだな。
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