基本的に男は女々しく、女は勇ましい。
だからこそ、男は男らしくと言われ、女は女らしくと言われ続ける。
男は女々しいからこそ虚勢は張り、女は強さゆえに感情に身を委ね泣くことが出来る。
男が女々しい男の歌を唄うorそういう歌を聴いた時、大抵の男は拒絶反応を起こす。
それは自分の中にある女々しさを認識したくないからだ。
だから無意識に拒絶する。
男が女々しい女の歌を唄うorそういう歌を聴いた時はどうか?
拒絶反応を起こす男はまずいない。
それは自分に向けて唄われてはいないからね。
女は平気なんだよ。
女々しい女の歌を男が唄おうが女が唄おうが平気なんだ。
感情移入して、悲劇のヒロインを堪能する。
何故なら、女は女々しくなんかないからだ。
女々しい自分を想像して酔えるのさ。
男が女の女々しさ唄う(女心を男が唄う)ってのは、
自分の女々しさを吐き出したいって欲求から発生してるのかな?
少なくとも作詞者は、絶対そうなんだろうなぁ~。
意識してないとは思うけど・・・。
女言葉に変換して表現してるだけだと思う。
面白いことに、女はそれを自分の事のように堪能するんだよ。
男が勇ましい歌に入れ込むのと同じにね。
自分の持っていないものを求めてしまうって事さ。(笑)
僕の歌の中に「ダークネス」というのがある。
超ウルトラ女々しい男の歌だ。
男は女々しい生き物だって意識して最低の女々しさで書いた。(笑)
表現がゴツゴツしてるんで、ナヨナヨした女々しさは一見感じないかもしれないが、
これ、フォーク的ニューミュージック的な柔らかい表現で書くとたぶん最悪。
男は拒絶しまくると思う。(笑)
「ダークネス」
暗闇の中、おまえの影を追い
干上がった川の見える丘で
俺はおまえを待ち続けた
孤独が親しげに寄り添い
俺を弱気にさせる、弱気にさせる
おまえが俺の前から消えた夜
何かが俺の中で弾け
俺は酷く混乱した
出口のない暗闇に迷い込み
俺はおまえの名を呼ぶ、おまえの名を呼ぶ
ダークネス、殺られるのか?
失われた魂、失った生活
ダークネス、抜け出せるか?
ダークネス・・・
真実の誓いと信じていた
突然襲った暗闇に
俺は後ろばかり見つめている
かつて輝いて見えたおまえとの夜
俺を酷く憂鬱にさせる、憂鬱にさせる
影のように纏わり付く
おまえが残した暗闇に
俺は行く手を遮られた
やり場のないキツイ夜に抱かれ
俺は速さを失った、速さを失った
ダークネス、殺られるのか?
残された想い出、耐え難い夜
ダークネス、抜け出せるか?
ダークネス・・・
僕は結構情けない男の歌を書いてるんだよね。
基本男は女々しい、情けない・・・を隠してると思ってるから。
でもね、感情移入出来ないような書き方なの。(笑)
そうじゃないと拒絶反応が出るのが目に見えてるから。(爆)
自分が唄うのに女言葉で書く趣味は基本的にないからね。
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