歌は、作った時の感情を真空パックしたまま永遠に残る。
これがまた微妙なんだよね。
時の流れは残酷で、いろんな意味で状況は変わって行く。
特にラヴソングなんかは最低だ。
君のために書いたラヴソングなんかは、救いようがない。(笑)
恋愛って基本的に○か×なわけで、最終的に×になると
全てが×になるんだよね。
極端な話、消したい過去!に成り下がったりするわけだ。
そうなると、君のために書いたラヴソングなんかはウソ八百になる。(爆)
いやいや、作った当時は○だったはずなのだ。
これって、どうなのさ!?
誰のために書いたかわからないラヴソングに心を奪われるなら
それは永遠に素敵な思い出であり、素敵な歌であり続ける。
その歌はけして裏切ることなどないからだ。
作者との関係が遠ければ遠いほどイイって事になる。
無関係なのが一番だろうね。(笑)
ところが、僕は作り手であり、当然関わるわけだ。
恋もすれば、恋愛もするわけで、その過程で歌も作る。
君のために作ったラヴソングも当然生まれるわけ。
作らないわけがない!!そういう人種なんだからさ。
条件反射のように作ってしまう悲しい性。
若い頃から当然そうだから、数え切れないほど作ってる。
で、過去の歌をなにげに聴いて思うわけ。
う~ん、どれもウソ八百な歌に成り下がっちまったか...。(爆)
形あるものとして残すという事は、こういうことよね。
正直、君のために書いたラヴソングも、発表した時点で形を変える。
誰のために書いたかわからないラヴソングとして公表されるのだからね。
君のために書いたから、君にしか聴かせない!なんて事は、
僕にはどうしても出来ないんだな。
何故だろう?結局、僕は作品として発表するために書いてるからだろう。
だから、君のために・・・ってのは、都合の良い口実に過ぎないのかもね。
作品を作るために、君からアイディアをもらった・・・ってのが正しいのかも。
卵が先か?鶏が先か?的な話かもしれない。
ただ、書いたその瞬間は、真実であり、純粋であり、裏切るつもりなど
欠片もなかったはずである...あったら恐いわ!(笑)
歌に限らず、発する言葉は全てそうでしょ?
裏切るつもりで恋愛する奴などいない。
恋愛する気もないのに調子イイこと言う悪い口も付いてる事は認める。(爆)
神様でも賢者でもないんで、いろいろ間違うのは人の常。
恋愛しては別れ、結婚しては別れ・・・シャレにならんな(笑)
その度に複雑な歌も作って、これまた発表して・・・。
これって何だろね?変な人種だと、我ながらちょっとだけ思うよ。
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