もういつ逝ってもおかしくない状態の親父。
容態が急変したといいつつ、何度も持ち直している。
でも、持ち直したといっても良くなるわけではない。
確実に限界点に近づいているのを医療で誤魔化してるだけだ。
眠っている間に逝かせてあげたいと何度も思う。
モルヒネで痛くはないはず・・・というが、
そろそろモルヒネも効かなくなってるに違いない。
意識レベルを下げるしかもうない・・・状態。
今朝、電話で様子を伺うと親父の声が聞こえた。
うぅ・・・うぅ・・・と、うめき声が聞こえる。
目は開けっ放しだという。
絶対に苦しいに決まってる!!
お袋は医者に眠らせてもらうようお願いした。
それがイイ。
先週末に見に行った時、こん睡状態から戻って目を開けた。
うめき声など出していなかった。
目を開けると手を上に伸ばそうとする。
幻覚でも見てるのかな?と思った。
痰が絡むのでそれを時々取り除いてもらう。
意識が完全にない時はされるがままだが、
時々口を閉じて抵抗しようとする。
イヤだと意思表示してる。
痛み感じてるんじゃん!苦しみ感じてるんじゃん!
モルヒネで痛みは感じてないはずだというけど、
そんなのウソじゃないの?
何故なら親父はもう意思表示をしたくてもできない状態なんだよ。
と思ったりして、ちょっとイヤな気分になる。
親父は心臓がメチャ強いらしい。
心臓は停止することを拒否し続ける。
こんな状態なのにまだ鼓動を止めないのか!
もう、イイだろ・・・もう寝ちゃいなよ・・・と何度も思う。
耳元で「もうイイよ、おやすみ」と言ってみたが無駄だった。
もう眠った状態のままでいい。
すやすやと眠っている状態の方が見ている方も本人も楽だからだ。
眠ってる間に逝かせてやりたい。
もうこの状態を維持することに意味などないのだから。
親父の人生は羨ましいほど充実し、悔いなどあるはずがないのだ。
もうみんな親父の手を握り、お別れをしたのだ。
だから、もうイイのだ。
もう目を覚まさなくてイイのだ。
PR