言葉には魔法がある、真夜中に放たれた言葉なら尚の事・・・。
恋を語る時の常套句だった。(笑)
実際、僕はそう思っていたし、今でもそう思っている。
何故なら、人は言葉によって縛られている生き物だからだ。
言葉の圧力って想像以上にスゴイものなのよ。
なので、負の言葉・・・つまり呪いの言葉は使わない方がイイ。
放った言葉は、そのまま自分に返って来るものだからね。
ネガティブな言葉より、ポジティブな言葉を使った方が絶対にイイって事よね。
まぁ~そんな事はどうでもイイ事だけども。
歌は、言葉の魔法を詰め込んだ宝箱みたいなものだ。
呪文を唱えるに等しいと思う。
恋の歌なら、それは恋の呪文になる。
その歌を聴く事で、背を押される人もいるだろう。
人は言葉に縛られるからこそ、歌は救いになる。
辛い労働には必ず歌が伴っているのはそのためだろう。
そんなこんなで(どんなん?)、言葉には魔法があると言いつづけてた。
言葉にマタタビ入ってるんじゃないの?と皮肉を言われるくらい
僕は言葉に魔法を込めることに夢中になってたこともある。(爆)
それは作詞する人には必須でしょ~。(笑)
まぁ~それは半分冗談として、歌は詞が全てと思ってたんだよね。
たぶん、ず~っとそう思ってたかもしれない。
自分でソングライティングする時って、言葉とほぼ同時にメロを作っていく関係で
曲から言葉をイメージするって作業をしてなかったんだ。
2002年にコラボを始めるまではね。
コラボするようになって初めて気が付いたんだけど、
音、つまりサウンドにも魔法があるんだよね。
音がこんなにも言葉を引き出すとは思ってもみなかった。
ダークな曲、可愛い曲、面白い曲・・・メロを含めたサウンドってスゴイよ。
作詞する時はその楽曲の魔法にかけられ、言葉を紡いでるからね。
そうじゃなくちゃ、あんなにいろんな種類の歌詞を書けないよ。
詞先じゃ絶対に無理だ。
音を紡いで魔法を作る作曲家は、音の魔術師なのさ。
言葉を紡いで魔法を作る作詞家は、言葉の魔術師ね。
そして、「音の魔法+言葉の魔法=歌」なんだよ。
その歌を唄う、歌唄いは魔法の呪文と唱えるシャーマンってところかな?
ここ数日、車の中で過去の作品を聴きまくってたのよ。
よくもまぁ~こんないろんな詞を書いたもんだって。(笑)
絶対、楽曲に書かされたんだろうなぁ~って。
魔法をかけられたんだろうなぁ~って思った。
で、言葉には魔法があるってよく口にしてたけど、
その言葉を紡がせる音の魔法って、もっとスゴイよなって・・・。
いや、ほんとよく出来てるよ・・・と、つくづく思ったりなんかする。
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